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A.Amsal*; 瀧上 眞知子*; 伊藤 均
Food Sci. Tech. Res., 5(2), p.153 - 155, 1999/00
東南アジアでは澱粉資源が豊富に生産されている。この澱粉資源を有効利用するためには糖化処理が必要である。澱粉の糖化のためには、通常は100~140Cで熱処理してから酵素分解している。Aspergillus awamoriは生澱粉を低pH下で糖化できるが、活性が低いのが問題である。A.awamoriは紫外線や線で突然変異誘発が困難である。本研究では、Cイオンビームを凍結乾燥したA.awamori胞子に照射したところ-アミラーゼ活性が2~3倍に向上した変異株が多く分離された。イオンビームによる変異誘発は線に比べ5~10倍高かった。また、イオンビーム照射で得られた変異株のキャッサバ、サゴ、スクンの生澱粉消化性も2~3倍に向上した。
笠井 昇; 玉田 正男; 熊倉 稔
JAERI-M 89-053, 15 Pages, 1989/05
セルロース廃資源糖化試験装置により、前処理したもみがらの連続糖化の問題点、対策および連続糖化により得られるグルコース濃度について調べた。糖化において、雑菌汚染は生成したグルコースを極端に減少させるため、大きな問題であることが明らかになった。フラスコスケール(100ml)による糖化では酢酸エチルを1%添加することにより汚染を防止できた。ベンチスケール(50l)による連続糖化では酢酸エチルの添加だけでは防止できず、窒素雰囲気中で糖化することにより雑菌汚染を防止できることがわかった。最長26日間の連続糖化を行った結果、グルコース濃度1.7%の糖化液が安定して、連続的に得られることがわかった。また、連続糖化においてグルコースの生産性向上のために、適正な滞留時間の設定が重要であることが示唆された。
笠井 昇; 玉田 正男; 熊倉 稔; 嘉悦 勲
JAERI-M 87-047, 12 Pages, 1987/03
もみがらの機械的前処理をベンチスケ-ル試験装置により研究した。もみがらは大量のセルロ-ス廃資源を短時間に処理できる衝撃式粉砕機により粉砕を行なった。放射線照射を行なったもみがらの粉砕効果は粒度と糖化性について調べた。未処理もみがらの糖化における糖(グルコ-ス)収率は酵素のもみがらに対する低親和性により低かった。しかし、もみがらの粉砕処理による微粒子化のため 酵素の親和性が増大し、高い糖濃度の溶液を得た。粉砕により得られた微粒子もみがらは、高いスラリ-濃度での糖化を可能にさせる事が出来た。電子加速器による照射前処理は粉砕に要する電力を減少させ、微粒子の収率を増大させた。70Mrad以上照射したもみがらは粗粉砕するだけで高い糖度が得られた。
笠井 昇; 玉田 正男; 熊倉 稔; 嘉悦 勲
JAERI-M 86-040, 29 Pages, 1986/03
本報告は「セルロ-ス廃資源糖化試験装置」を構成する1つのユニットプロセスである「粉砕装置」についてまとめたものである。この粉砕装置は、もみがら、バガス、木粉などのセルロ-ス廃資源を連続的に小さな粒子に粉砕するためのものである。本装置の特性は、もみがらを使用して異物除去、供給、粉砕、分級、集塵、Nガス供給の効果を調べた。もみがらの粉砕に付いては、粉砕条件を選定する事によリ効率良く250メッシュ以下の微粒子に粉砕できることが分かった。また、電子線により10M rad照射したもみがらは、未照射のものより粉砕条件の影響を受けにくく、高い糖濃度が得られる事がわかった。
熊倉 稔; 嘉悦 勲
Agricultural Wastes, 9(4), p.279 - 287, 1984/00
被引用回数:8 パーセンタイル:60(Agricultural Engineering)モミガラの前処理について酸の併用による放射線照射につて研究した。酸として、硫酸,塩酸,酢酸を希釈して用いた。モミガラを電子線加速器によって照射し、ついで、酸処理をし、粉砕を行った。放射線を20MRad照射したモミガラを硫酸の濃度を変えて室温で処理した場合、粉砕後の粉体収率および糖化後の糖収率は硫酸濃度とともに増大するが、10%以上の酸濃度で糖濃度は一定になった。酸の処理温度を70Cにし、酸の濃度を低くして処理した場合、酸濃度が1~2%のところで糖収率は30%以上になることが明らかになった。塩酸を用いた場合の粉砕および糖化におよぼす効果は硫酸の場合に似ているが、塩酸の方が効果が大きく、酢酸を用いた場合は効果が小であった。0.5%塩酸処理(70C)において照射線量を増大するにともない糖収率も増大することが明らかになった。
嘉悦 勲
化学の領域, 31(10), p.87 - 91, 1977/10
最近活発に行われている酵素の固定化の研究開発の現状と問題点について総説し、特に放射線を利用した包括法について詳しく紹介してその特徴を相互に比較し、さらに筆者らが進めている新しい担体を用いた低温放射線重合について述べた。従来の固定化は、親水性の担体を用いていたが、筆者らの方法によれば疎水性の担体を用いることができ、表面積の著しく大きい因定化物が得られる。筆者らはこの方法によって、現在アミラーゼ・グルコアミラーゼ・グルコースイソメラーゼなど一連の植物体糖化系酵素の固定化を進めており、有用なプロセスへの応用を図りたいと考えている。